CSG-95FIDS
火災発生から2時間守る耐火性能
建物火災を想定した試験を行います。加熱試験炉で火災発生の0℃から加熱し、2時間後には1,090℃に達しますが、金庫内は177℃以下(紙がうっすら焦げる手前)に保たれています。
「扉のこじ開け」破壊に耐える耐破壊性能
金庫破りで最も多い件数は「扉のこじ開け」による破壊行為です。短時間でのバールや金切りノコなど特定工具による扉への破壊を15分間防止します。
金庫持ち去りを防止する床固定構造
現地で破壊できない場合、何百キログラムもある金庫ごと持ち去る犯行が発生しています。人目の付かない場所に運ばれ、時間をかけて破壊されれば頑丈な金庫でもでもひとたまりもありません。
そこで、床固定する際に現場で固定用の穴加工することがないように、金庫構造に標準で固定穴が設定されています。オプションのベースボードを床に固定。金庫内からそのベースボードへボルトで取付けるので、外すことは困難です。
■金庫本体
金庫内からベースボードへボルトで取付けるので、外すことは困難です。設置後、固定の際に穴加工する必要がないように、標準で取付け穴が開いています。
※その他製品は、別の固定方法になります。
※固定工事費用が別途かかります。
■ベースボード(オプション)
万一、床から剥されても「持ちにくいバランスと形状」「出入口からは安易に持ち出しにくいサイズ」で犯人に時間と手間を取らせます。
■オリジナルアンカーボルト
繰り返し試験をおこない、接着剤との併用で最も性能を発揮できる金庫固定専用のアンカーボルトを使用しています。
■接着剤
異なる素材(コンクリート+金属)を接着した場合に、引抜強度が最も得られるようオリジナルの調合を施した接着剤を使用しています。
※M10アンカーボルト1本あたりの垂直方向引抜強度は約4トン(当社試験実測値)
※引抜強度は、基礎(コンクリート)の状態に影響されます。
正確で速い2.5次元「顔」識別テクノロジー
現在、顔認証技術は2Dと3D認証の2種類が存在しています。2D認証は平面イメージで取り込むため、部分的にしか情報をキャプチャすることができません。3D認証は立体的に情報を取り込むため、多くの記憶容量を必要すると共に、認識アルゴリズムが非常に複雑であり認識速度が遅く、システムが高価であるという欠点を持っています。金庫に採用した顔認証システムは、人間が両目で見たのと同様に左右に搭載したカメラで顔をデータ化します。この3Dデータは、顔認識アルゴリズム「Dual SensorTM」によって処理され複数枚の平面2Dデータへ分解。それによりデータが軽くなり認識速度が1秒未満という速さを実現します。3D認証の正確さと2D認証の高速処理の利点を兼ね備えた2.5次元の認証システムです。
※Dual Sensorは、Hanvon社の登録商標です。
■顔500種、カード500種まで登録可能
本ロックシステムを管理する管理者7件、金庫を解錠するユーザーの顔データ500種、EMカード500種を登録できます。一般事務所では余裕のある登録数ですが、勤務時間帯や曜日によってユーザーが異なる店舗や病院などのケースでも、充分お応え出来る登録数を有しています。
■3パターンから自由に選べる認証方式
他人に成りすましのできない顔認証を基本としたロックシステムですが、すでに入退室管理などで利用しているICカード「EM」に対応しお使いいただけます。ユーザー登録時に、各自で異なった認証方式をお選びいただけます。
※「FeliCa」「MIFARE」規格のICカードはご使用になれません。
対応ICカード:EM Card(125KHz)
※EMはEM Microelectronic-Marin社の登録商標です。
■異なる環境でも認識する信頼性
暗い場所では、認証されにくいと思われがちですが、顔のデータを収集するために赤外線も使用しています。夜中の暗闇では赤外線LED光を増幅して動作しています。
解錠履歴システム搭載
■履歴情報を最大100,000件記憶
いつ(年月日時分秒)誰(ID番号、名前)が解錠したかの履歴データを内部メモリーに記憶し、液晶ディスプレイでも簡易的に表示できます。毎日の使用状況を把握できるだけでなく、万一のミスが起きた際、発生時刻と使用者を特定する目安になります。
■パソコンで履歴情報の確認・管理が可能
USBメモリーを操作パネルへ差し込み、ロックシステムの履歴データを書き込みパソコンへ移動。Windowsに標準でインストールされている「ワードパッド」や「メモ帳」で閲覧、保存、印刷などがおこなえ、金庫の解錠管理が可能となります。
解錠履歴データをパソコンに取り込むには、無料でご提供する専用変換ソフト「 F-LogConv 」のインストールが必要となります。
https://www.eiko.co.jp/safe/download/
変換後の履歴データフォルダー内に「年月」別のフォルダーができ、そのフォルダー内に履歴テキストデータ(.txt)があります。「年月日時分秒」「ID番号」「名前」が表示されます。
ドリル破壊対策のシリンダー錠
電動ドリルによる鍵穴や表面の破壊に耐えるオリジナルの耐ドリルシリンダー錠を搭載しています。
リロッキング装置
万一、ロックシステムが破壊された時には装置が作動し、カンヌキがかかった状態を保持します。
棚板
収納物やファイルのサイズに合わせて、棚ツメで棚板の高さを設定できます。
鍵付引出し
限られた人が使用する金庫ではありますが、更に重要なものは庫内の鍵付引出しへ収納できます。
自動ロッド装置
扉を閉めると、開放時に引っ込んだカンヌキが自動的に突出します。
※施錠するものではありませんので、必ず鍵をかけます。
後加工なしで床固定でき、持ち去りを防ぎます!
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金庫設置場所付近に電源コンセントをご用意ください。
運賃・設置費都度見積