2015.08.04
あなたの貴重品をしっかり守ろう!
金庫の防盗性能
どんなに頑丈な金庫でも、時間と労力を掛ければ収納物を盗まれてしまう可能性があります。そこで重要になるのは、防盗性能(ぼうとうせいのう)。一定の試験を突破したものであれば、空き巣などの被害に遭うリスクを軽減することができます。今回は金庫の防盗性能についてご紹介します。
防盗試験の内容は?
日セフ連日本セーフ・ファニチュア共同組合連合会(外部サイト)では、金庫の防盗試験を実施しています。一定基準に合格したものは、TSグレード(扉こじ開け試験)、TLグレード(耐工具試験)、TRTLグレード(耐溶断・耐工具試験)といった分類ごとに性能マークの表示が許可されます。
試験の流れとしては、まず金庫の設計図を事前に第三者試験機関に提出します。その設計図を元に、試験機関で製品の弱点が検討されます。その後、実物の金庫を準備した上で規定の工具を用いた性能検査を実施します。この試験に一定時間耐えた金庫は、防盗性能試験に合格した商品として販売できる仕組みになっています。
錠前の種類
金庫の錠前がどんな種類であるかは、防盗性能の一つの目安になります。金庫は、シリンダー式とダイヤル式を組み合わせた二重ロック方式が一般的です。その他にも暗証番号を入力するテンキーや、オーナー自身が鍵となる生体認証式など、さまざまな特長を持った方式によるものも販売されています。
【主なロック方式の種類】
- シリンダー式
- ダイヤル式
- テンキー式
- マグロック式
- 指紋照合式、静脈認証式、顔認証式
- ICカード式、ICタグ式