2015.08.04
どのサイズを選ぶ?
金庫のサイズとセキュリティー
金庫にはさまざまな大きさ=サイズが用意されています。A4ファイルの書類がちょうど入る大きさのものもあれば、人が何人か入れるような金庫も存在します。
大切なのは、用途に合わせた金庫のサイズを選ぶこと。今回は金庫のサイズについての解説です。
収納物でサイズを選ぶ
金庫内に収納するものによってサイズを決めるのは、当然ながら金庫のサイズを選ぶ際に最も大事なことです。
たとえば銀行のキャッシュカード、銀行印、有価証券など小さなサイズのものだけを収納するのであれば、大きな金庫など必要ありません。幅400mm、奥行き300mm、高さ200mmほどのコンパクトなタイプの金庫もあり、こうした製品は家庭用として重宝されています。小さくても耐火性能は申し分ありません。価格も安く抑えられます。
一方、業務用の金庫であれば、ファイリングした多くの重要書類を収納する必要があるかもしれません。年々増えていく性質の書類なら、サイズに余裕を持たせておく必要もあるでしょう。
書類のことを考える時はその多くがA4サイズ(210mm×297mm)なのかA3サイズ(297mm×420mm)なのかといったことを基準に考えます。また、一般的に金庫のサイズが大きくなればその分、価格は高くなります。
もうひとつ、金庫には外寸と内寸があり、その差が10cm以上異なることもあります。収納物からサイズを考えるなら、内寸=実際の収納スペースに注目する必要があります。
収納物によって決めた金庫のサイズは、「意外に大きい!」と感じることが多いでしょう。その点も注意してください。
セキュリティーを考えてサイズを選ぶ
セキュリティーの観点からサイズを選ぶのはどうでしょうか。単純に言えば、大きく重い金庫であれば持ち去りが難しくなり、安全性が増すはずです。
しかし、小さい金庫にもセキュリティー上のメリットがあります。それぞれの特長は以下のとおりです。