2015.03.06
金庫のロックシステムの仕組みと種類を知ろう
【顔認証ロック式】
顔認証システムを利用し、専用カメラで顔を識別して解錠するのが顔認証ロック式です。
最近では本人非認証率は1%、誤認証率は0.0001%、認証速度は1秒未満といったスペックの性能が実用化されています。いつ誰が解錠したのかという履歴情報を記憶できるなど、多機能化も進んでいます。
【マルチロック式】
テンキー、指紋照合、ICタグなどのロックシステムからユーザーが1つ選んで使用できるのがマルチロック式です。
安全性が高いのはどれ?
鍵が必要なく、登録した本人以外には解錠する手立てがない指紋照合式や顔認証ロック式は最も安全性の高いロックシステムでしょう。
しかし、システムが複雑化すればそれだけ故障などのリスクが増すとも言えますし、電源も必要なので、災害などで電気がストップした場合のことも考慮すべきかもしれません。
そう考えればシンプルさが信条であるダイヤル式などの魅力が増して見えてきます。それぞれの特長を充分に理解することが大切です。
また、最適なロックシステムは金庫を使うスタイルにより変化します。例えば、顔認証ロック式の金庫は最大500人までの顔を登録大規模管理へ対応可能な顔認証式はそのままクリックできる製品が登場しています。このような金庫を使用する場は、曜日や時間帯によって金庫管理者が変わる大型店舗が適しているでしょう。
どのロックシステムの安全性が高いかは、どのような用途やシーンで金庫を使うかにも依るということを考慮して判断してください。